アンドロメダは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』及び『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する架空の宇宙戦艦。デザイン担当は宮武一貴(艦橋部分のみ松本零士)。
艦名はギリシア神話、星座、天体のアンドロメダに由来する。併せて、同型艦についても本項で記述する。
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対ガミラス戦役後、復興した地球が新たに建造した、アンドロメダ級戦艦1番艦にしてネームシップ。地球防衛軍連合艦隊旗艦。西暦2201年就役。同年戦没。 地球防衛艦隊最大にして、最強の最新鋭10万トン級宇宙戦艦。
本級は大量生産型の主力戦艦級により編成される各艦隊の旗艦となるべく建造されていた。大型の船体で強力な武装を持つが、艦の自動制御化を進めたため、乗組員はヤマト級戦艦の8割程度、95名と少ない。真田志郎[1]等、この自動制御化の傾向に疑念を持つ者もいた[2]。
主機に波動エンジンを1基、補助エンジンを4基搭載し、ヤマト以上の巨躯と威容を誇りながら、ヤマトより高速で航行することが可能[3]。
艦隊決戦兵器である拡散波動砲2門を艦首に並列配置。強力な波動エネルギー増幅装置を持ち、改造前のヤマトの2倍の威力がある[4]。
兵装は上述の拡散波動砲の他に、主砲として3連装衝撃砲を4基、計12門装備。射程距離はヤマトの波動砲と同等である[4]。主砲塔内部は砲術部員の座席がなく、照準から射撃まで全て中央でコントロールされる。その他に5連装大型艦橋砲がある。[5]。
艦後部側面の2基の補助エンジン間に艦載機発進口、艦底部に大型機発進口がある[6]。
特殊な装備として、対潜宙艦捜索機器のソナーがある。これは、潜宙艦が潜む空域に向け発射、潜宙艦のステルス機能を無効化することで探知を可能にする機能を持つ[7]。
艦長は艦隊司令も兼ねており、艦自体と艦隊を指揮両方をこなさなければならないため、戦況報告など艦長の作戦指揮を補佐する副官が設けられている。
諸元
全長 275 m[280m][8]
全幅 66.2m[66m][8]
全高
基準排水量 98000t[100000t][8]
乗員 95名
主機 波動エンジン×1基
補機 補助エンジン×4基
兵装 艦首拡散波動砲×2門
主砲: 3連装衝撃砲×4基 [50.8cm(50cm)][9]または[40.6cm][10]
5連装[7連装][11]大型艦橋砲×1基[艦橋ミサイル砲×5門][12]
3連装対空パルスレーザー砲×2基
2連装対空パルスレーザー砲×2基
[艦首ミサイル発射管×4門]
[対空ミサイル砲×8門][13]または[固定式四連装舷側砲×2基][14]
連装舷側砲×4基
対潜宙艦ソナー
劇中での登場
メガロポリスと同様に精神性を喪失し退廃する物質文明の象徴として、批判的に描かれる[15]。また、連合艦隊旗艦として艦隊を率いバルゼー艦隊を撃破する。これはヤマト全シリーズにおいて、地球防衛艦隊が勝利した唯一の艦隊戦である。
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
地球復興後の進宙式典に登場し、式典において地球連邦大統領は、宇宙の平和を守るリーダー・地球のシンボルとして市民に紹介し処女航海に出航する。その際、帰還した古代進が艦長を務める 護衛艦と上空で擦れ違う。
彗星帝国の太陽系侵攻時には、月基地から連合艦隊を率いて出撃。土星空域で第6誘導機動部隊(バルゼー艦隊)と交戦。飛来した空母艦載機を撃墜。潜宙艦の奇襲攻撃により苦戦するも、ソナーにより探知し、主砲で撃沈。包囲態勢を採る同艦隊に対し、単艦で拡散波動砲による先制攻撃をかけ、これを撃破した。
その後現れた白色彗星に対し、主力戦艦群と共に拡散波動砲の一斉射撃をかけるも、拡散が災いして彗星の核を貫けず、艦長は「反転180度全艦離脱」の命令を送るが、白色彗星の渦に飲み込まれて連合艦隊もろとも消滅する。
宇宙戦艦ヤマト2
テスト航海
地球衛星軌道上で、ヤマト艦長代理の古代から復路優先を理由に進路を変更するように通信を受ける。この時、土方竜が艦長兼連合艦隊司令官として座乗していた。土方も地球防衛艦隊の旗艦であることを理由に進路を変えるよう返信するが、お互いに主張を譲らずニアミスする(第1話)。
帰還時に、沖田艦長の命日に英雄の丘に集合したヤマトの元乗組員達の上空を通過。翌日、土方は本艦に古代を呼び出し、進路変更を拒否した理由を問いただす。この時、テスト航海の結果を調査に来ていた真田も同席しており、後に古代を艦内各部へ案内した(第2話)。
ヤマト追撃
数日後、太陽系全域の停電の原因となった金星の太陽エネルギー集積基地の事故(実際は白色帝国の破壊工作)を調査するために出港する(第3話)。
その後、謀反を起こしたヤマトを追撃の命令を受け、金星軌道から発進。ヤマトのレーダーシステムの盲点を付き[16]、火星軌道上でヤマトに追いつく。停船命令を出すもヤマトは無視。小惑星帯に、島大介のテクニックにより全速力で侵入。乗組員の錬度が劣る為ヤマトを見失うが、速力を誇るアンドロメダは、土方の策で木星軌道付近へ回りこみヤマトの前に立ちはだかる。
友軍相撃つ緊迫した状況下で、土方と古代の交渉が行われるも決裂し、ヤマトに対して全砲門を向ける。しかし双方とも砲撃を仕掛けないまま、ヤマトは本艦上部を通過。土方はヤマトを見逃す(第5話)。
土星決戦
土方総司令の命令で、冥王星空域から「地球防衛軍・太陽系第一外周艦隊」と共にタイタン基地に集結する(第18話)。その後、連合艦隊を率いて出撃した(第20話)。
主力艦隊は波動砲戦によって殲滅を図るが、メダルーザの火炎直撃砲等、圧倒的な戦力を持つバルゼー艦隊の攻撃の前に頓挫する。状況を不利と判断した土方は土星本星に向かって転進、バルゼー艦隊を土星の輪の中におびき寄せ、反撃の機会を伺う。メダルーザが土星の輪で火炎直撃砲を発射、水蒸気による乱気流が発生し、バルゼー艦隊の隊列が乱れる。その隙に連合艦隊は態勢を立て直し、砲撃で第1・第2艦隊を壊滅させる。残った旗艦メダルーザに、全艦ショックカノンを浴びせて撃破し、艦隊決戦に勝利した。
白色彗星の出現
その後、突如ワープアウトして出現した白色彗星に対し、主力戦艦群と共に拡散波動砲の一斉射撃をかけ、彗星の中性子ガス体を払うことに成功する。
だが、姿を現した彗星の本体である都市帝国のミサイル攻撃により連合艦隊は全滅。本艦も艦橋を中心に多数損傷し、制御不能になったまま都市帝国に激突、壮烈な最期を迎えた(第21話)。
同型艦
宇宙戦艦ヤマト2
対彗星帝国戦役時、土方司令は同型艦が5隻(テレザート到達のヤマトからの報告後は10隻以上)は必要との認識をもっており、急ピッチで2番艦以降が建造中であったが、同戦役に間には合わなかった。戦後の就役も確認されていない。
ゲームでの登場
プレイステーション2用ゲームソフト『暗黒星団帝国の逆襲』及び『二重銀河の崩壊』に登場するゲームオリジナル艦。
しゅんらん(春藍)
アンドロメダII級(戦略指揮戦艦アンドロメダ改級)[18][19]一番艦。識別番号はBA1090062。艦名はアンドロメダの初期案[20]に由来する。
『スタジオぬえメカニックデザインブックPart2』(1990年刊)に掲載の宮武一貴デザイン「アンドロメダII」をゲームソフト用に再構成を行ったものである。
概要
西暦2202年時における地球防衛軍の新型戦艦で、連合艦隊の旗艦。艦長及び艦隊指揮官は、山南司令が勤めている。劇中では、第七艦隊の旗艦として活躍する。
建造にあたり、アンドロメダ級戦艦をタイプシップとしたため、艦型はその特徴を色濃く残すも、仕様は殆ど別物と言っていいほど変更されている。
兵装も大幅に手を加えられている。艦首拡散波動砲を2門ある間の下にもう1門増設し、三門に増強。このスペースを取るため、艦艇部にあったインテーク状の構造物がなくなっている。主砲の四連装化と第2主砲後部と艦底部、艦橋後部の両舷に1基ずつ副砲を装備、そして対空砲の充実等が図られている。
主機に波動エンジンを2基搭載し、これを並列配置している為、後部は横に幅広い外見となっている。
ネメシス
艦名はギリシア神話に登場する女神のネメシスに由来すると推定される。 『二重銀河の崩壊』に登場する、艦首収束波動砲を2門装備したアンドロメダII級戦艦(アンドロメダ級二番艦)。
波動エンジン一基、補助エンジン四基搭載。
上記のしゅんらんと違い、アンドロメダとほぼ同様な外見を持っているため純粋な同型艦であると言える。